容姿端麗を求められるキャバ嬢にとって、キレイになるための整形は営業努力の一つ。
近年は整形していることを堂々と告白する売れっ子キャバ嬢も増えており、影響を受けて「自分も整形したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、整形は一度やってしまうとカンタンには元に戻せないからこそ、踏み切る前にメリット・デメリットをよく理解しなくてはいけません。
この記事では、キャバ嬢に整形や豊胸は必須なのか?という疑問を解決するとともに、実際に整形したキャバ嬢の体験談などを紹介します。
キャバ嬢がやる整形とは?
整形には痩身や若返りなど、さまざまな種類がありますが、キャバ嬢が行う整形とは主に顔の造形を変える美容整形です。
ここからは、キャバ嬢に人気がある整形の施術を4つ紹介します。
二重切開
二重切開は、一重まぶたを二重まぶたにしたり、二重まぶたの幅を変えたりする整形手術。
二重整形は切開法のほかに埋没法という手術方法もありますが、切開したほうが目元の印象を大きく変えられるためキャバ嬢には人気があります。費用が安く、施術期間が短いのも魅力です。
小鼻縮小
小鼻縮小は、小鼻のふくらみを減らしたり、鼻の穴を小さくしたりする整形手術。
鼻を高くする整形をしなくても鼻筋が通った印象になるため「ナチュラルに整形したい」と考えるキャバ嬢からも支持されています。
鼻はコンプレックスを持ちがちな部位のため、優先的に整形する子は多いみたいですよ。
エラ削り
エラ削りは、エラ骨を整え卵型の輪郭にする整形手術。
輪郭を削って小顔になれば目元や口元が際立つので、他の部位を整形しなくても可愛く見せられます。
ただし骨を削るため、痛みが長引く女の子もいるようです。手術から3週間ほどは出勤を控えたほうがいいでしょう。
豊胸
顔の整形と同じくらい人気があるのが、胸を大きくする豊胸手術です。
ドレスを美しく着こなすキャバ嬢はお客様の目にもとまりやすいので、ドレス映えを狙って豊胸する女の子は少なくありません。
キャバ嬢の整形は必須?
整形しているキャバ嬢は多いので「キャバクラで売れるためには整形が必須なの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から先にいうと、整形なしで売れるキャバ嬢はたくさんいます!
キャバ嬢は愛嬌や心遣いも見られる仕事であるため、内面でお客さんのハートをゲットできれば整形しなくてもいいのです。
とはいえ、整形して可愛くなれば、それだけでキャバ嬢としての武器が一つ増えるのも事実。美人だと第一印象が良くなるので、お客様の目を引きます。
つまり、可愛いキャバ嬢はお客様の「どんな子なんだろう」「話してみたい」という気持ちを刺激するため場内指名されることも多く、自分を売り込みやすくなるのです。
キャバクラで働く多くの女の子にとって、整形は「売れるためにするもの」ではなく「売れるきっかけを作るためにするもの」とも言えるでしょう。
整形をしたから絶対に売れるというわけではありませんが、整形して可愛くなれば自分の魅力をお客様に伝える機会を増やすことができ、売れるチャンスが掴みやすくなるかもしれませんね。
キャバ嬢が整形するメリット・デメリット
ここからは、キャバ嬢が整形するメリットとデメリットについて解説します!
キャバ嬢が整形するメリット
キャバ嬢が整形する最も大きなメリットは、「手っ取り早く売れる可能性が高いルックスが手に入る」という点です。
容姿に自信がない子が整形なしで売れるためには、コツコツ営業して「礼儀正しさ」「会話のうまさ」など内面の良さをアピールする必要があります。
しかし、整形すれば「ルックスの良さ」という自分の魅力をすばやくお客様に伝えられるため、売れるまでのスピードを時短できる可能性が高いのです。
実際「可愛ければなんでもいい!」というお客様も一定数いるので、整形前より整形後のほうが指名が入りやすくなる子は多いでしょう。
また、整形すれば自分に自信が持てるところもメリットで、これまでよりも積極的な営業や強気な交渉ができるようになるはずです。
美人なキャバ嬢にはお客様も甘くなりがちなので、おねだりやワガママも聞き入れてもらいやすくなりますよ!
さらに、整形して可愛くなれば営業の手間を減らせるところもメリット。
ルックスがよければ当然写真写りもよくなるので、SNSに自撮りをアップするだけで新規指名客がきてくれることがあります。
美人なキャバ嬢は「あのお店に可愛くておすすめの女の子がいる」とお客様の間で噂になることも多く、口コミからお客様が増えるケースも珍しくありません。
「理想の自分になれる」だけでなく「売れて仕事がやりやすくなる」ことこそ、キャバ嬢が整形するメリットといえるでしょう。
キャバ嬢が整形するデメリット
キャバ嬢が整形する最大のデメリットは、手術に失敗するリスクがあることです。
事前調査を怠って悪質なクリニックに行ってしまうと、てきとうな手術をされて顔面に傷が残ったり、自分の体質に合っていない薬品やパーツを使われて炎症を起こしたりすることも…。
また、意外と忘れがちなのが歳を取ったときのデメリット。
瞬間的な若さに合わせて整形すると、年齢を重ねるごとに不自然な顔になり、後悔を生むかもしれません。
整形した箇所は時を経てもそのままですが、顔や体つきは年々変わるので、若いときやキャバ嬢にしか似合わないような施術は控えたほうが整形失敗の可能性を下げられます。
この他、ネットの匿名掲示板で「整形している!」と書き込まれ叩かれる可能性があるのは、キャバ嬢ならではのデメリットといえるでしょう。
しかしキャバクラ好きのお客様は、整形をしているかどうかなんて気にしない人も多くいます。最初はいろいろ書かれるかもしれませんが、そのうち収まっていくはずです。
整形してから2ヶ月くらいは匿名掲示板を見ずに、自分のペースでお仕事をしましょう!
整形して良かったキャバ嬢さんの体験談
ここからは、整形に成功したキャバ嬢2名の体験談をお伝えします!
不人気嬢が整形で一気に人気ナンバー1キャバ嬢に!
これは、売れないキャバ嬢だった私が、整形したら高級店の人気嬢になれた体験談です。
かつて、大衆店の不人気嬢だった私。
一生懸命営業してもお客さんは一日に一組来てくれるかどうかで、毎日仕事に行くのがつらかったです。
「どうして自分は売れないんだろう?」と考えたとき、私は一つの答えに辿り着きました。
それは、ルックスの悪さ。
整形して可愛いキャバ嬢が多いお店のなかで私の容姿はあまりにも野暮ったく、フリーのお客さんは私が席に着くとよくあからさまにがっかりしていました。
「私がキャバ嬢として売れるためには、もっと可愛くなる必要がある」と確信した私は、勇気を出して整形することを決意。
目や鼻、輪郭などを数回に分けて整形すると、徐々にお客さんの反応がよくなり、自分がキレイになっている手ごたえを感じました。
そして「もっと自分の力を試したい」と考えた私は、大衆店から高級店へ移籍することにしたのです。
移籍後は指名・売上ともに順調に伸び、私は一気にナンバー1キャバ嬢へと駆け上りました。
売れた理由はルックスがよくなったことはもちろん、お客さんから「キレイだね」と褒められる機会が増え、楽しみながら仕事ができるようになったことも大きいです。
今では心から「あのとき整形してよかった」と思っています。
お客さんベタ惚れ!?目元のプチ整形で世界が変わった!
私は、プチ整形して売れた体験談をお話します。
もともと奥二重で目つきが悪かった私は、キャバ嬢になってから一層自分の目元で悩むようになりました。
私は普通にしているつもりでも「睨まれた」「怒っている」と、お客さんから誤解されることが多かったのです。
「自分の目つきの悪さはキャバ嬢として致命的だ!」と焦り、必死にメイクで優しい目元を作ろうと努力しましたが、あまり効果はありませんでした。
そんなある日、ネットを見ているとプチ整形の広告を発見。
プチ整形とは、メスを使わない比較的手軽にできる美容整形のことです。
まぶたを切ることなく糸で留めるだけで優しげなパッチリ二重になれるプチ整形は「大がかりな整形手術は怖い」「でも可愛い目元になって売れたい」と考える私にピッタリでした。
すぐに行動に移した私はプチ整形で愛嬌のある二重に変身。
お店に出勤すると、いつも「私の目が怖い」と言ってそっけなかったお客さんが「可愛い!」と態度を豹変させました。
今ではコンスタントに指名してくれ、太客の一人になっています。
また、他のお客さんからの指名も増え売り上げも伸びました!
「プチ整形は整形のうちに入らない」なんていう人もいますが、プチ整形だけでも世界は変わります。
もしもガッツリ整形するのが心配なら、最初はプチ整形から入るのもおすすめですよ!
整形して失敗・後悔したキャバ嬢さんの体験談
ここからは、整形して後悔しているキャバ嬢の失敗体験談を紹介します。
整形後のダウンタイムが長すぎてクビになってしまった!
私の整形体験談は、失敗エピソードです。
顔をガラッと変えて人気キャバ嬢になりたかった私は、目と鼻を同時に整形しました。
「痛い思いは一度に集約させた方が楽だろう」と考えての行動でしたが、これが大失敗!
ご存知の方も多いと思いますが、整形には「ダウンタイム」と呼ばれる期間が必ず必要です。
ダウンタイムとは、術後の痛みや腫れ、赤みなどが落ち着くまで安静に過ごす期間のこと。ダウンタイムの長さは、整形の施術内容や個人の体質によっても異なり、もちろんその間はキャバクラに出勤できません。
そして私の場合は、一度に複数個所の施術をしたことで腫れと痛みがひどく、ダウンタイムが想定以上に長引きました。
結果的にお店を長期間休まざるを得なくなり、金銭的な不安も出始めた頃、ついにお店からクビの宣告が!
キャバクラはキャバ嬢が出勤しなければ1円も儲けが出ないので、いつ復帰するかわからないキャバ嬢より今すぐ働けるキャバ嬢を雇いたいと思うのは当然ですよね。
売れるために整形したのに、売れるどころかお店をクビになった私は、ダウンタイムを甘く見ていました。
今は違うお店に所属し無事に働けていますが、キャバ嬢が整形するときはダウンタイムまでしっかり考慮しないと職を失って後悔することもあるのでご注意ください!
整形前の写真が流出して口コミが整形の話だらけに…!!
私は整形後の立ち回り方に失敗した体験談です。
整形後、私は働くお店を移籍し整形を隠して「天然美人キャバ嬢」として売っていました。
キャバ嬢は整形過程をSNSで報告する人が多く、整形を隠す人の方が少数派ですが、だからこそ天然といえば周囲と差別化できると考えたのです。
しかしある日、匿名掲示板やSNSに整形前の写真をバラまかれ、口コミが大炎上!
私の口コミは整形の話と中傷ばかりになり「こんなことなら最初から整形を公表すればよかった」と猛烈に後悔しました。
なぜなら私が叩かれた一番の理由は「整形しているから」ではなく「整形していないと嘘をついていた」だったからです。
整形を隠して嘘のキャラクターを作っていたことでお客さんとの信頼関係にもヒビが入り、指名や売上にも悪い影響を及ぼしました。
ちなみに、私の写真をネットにバラまいたのは、整形する前に働いていたお店の同僚キャバ嬢です。
今はネットで気軽に情報を流せる時代なので、お店を変えたからといって整形を隠し通すのはかなり難しいです。
本人がしたくないなら整形を大々的に公表する必要はありませんが、やはり「整形してるの?」と聞かれた際には素直に答えたほうが、後の失敗や後悔は少なく済むと思います。
キャバ嬢は整形以外に豊胸もすると売れる?
キャバ嬢は顔の整形のほか、豊胸している女の子も多いですよね。
ドレス姿はボディラインが強調されるので、胸のサイズがAカップ前後だとやはり苦労が多いのも事実です。
ですが、男性にとって女性の胸は「大きければ大きいほど良い」というものではないため、安易な気持ちでの豊胸は結果的にマイナスになることも…。
実際、ロリ系がコンセプトのキャバクラでは胸が小さいキャバ嬢のほうが売れることも珍しくなく、色気を感じる女性の部位は男性によって人それぞれです。
だから必ずしも「豊胸=売れる」ではないんですよ。
胸の大きさはルックス以上に好みがわかれるもの。大きくても小さくてもジャンルやキャラによっては売れるため、豊胸に踏み切る際はよく考えましょう。
ただし、バストアップすることで自分に自信が持てるなら、整形手術で豊胸するのも悪くありません。
自信がつけば接客の仕方も変わるので、豊胸をきっかけに売れっ子キャバ嬢になった子もたくさんいます。結局は、自分が「前向きになれるかどうか」が大事なのかもしれませんね。
整形・豊胸しなくても売れるキャバ嬢になるテクニック
繰り返しになりますが、整形や豊胸をしなくても売れるキャバ嬢になれます。
売れるキャバ嬢に最も必要なのは、見た目の美しさではなく内面の美しさです。
どれだけ親しくなっても「ありがとう」の気持ちを忘れない礼儀正しさや、人の良さがにじみ出る愛嬌の良さなどが人の心を打ちます。
お客様は意外とキャバ嬢の見た目よりも中身を重要視するのです。
また、キャバクラはお客様と会話を楽しむ場なので、トークスキルも大事な要素の一つ。
豊富な話題を揃え、どんな場でも盛り上げられるのが理想ですが、おしゃべりが苦手でも相手を気遣ってトークできる能力があれば自然と指名が増えるでしょう。
このように、内面や接客スキルを高めるだけで人気キャバ嬢になれるケースは多いので、無計画に整形するのはおすすめできません。
整形はあくまで「理想の自分になるため」に行うものであり「キャバ嬢として売れるため」だけに行うと後悔する可能性が高いです。
整形は決心さえすればいつでもできますが、接客スキルは毎日コツコツ努力しないと身につかないため、整形するか悩むならまずは接客のスキルアップを目指しましょう。
キャバ嬢の整形は可能性を広げる手段の一つ!
整形や豊胸をしている人気キャバ嬢は少なくありませんが、キャバ嬢にとって見た目の美しさは絶対必須ではありません。
ただし、美しい見た目を手に入れることで自分に自信がつき、それが内面の美しさに繋がって売れる場合もあります。
整形を検討する際は「整形後、キレイになった自分」だけでなく「キレイになった後、自分はどうしたいか」まで想像すると、整形失敗や後悔を回避できるはずです。
整形にはメリット・デメリットがあるからこそ、両方を踏まえて正しく判断してくださいね。