私の恐怖体験を聞いてください……。
大学と自宅の中間地点にあるガールズバーで働いていました。
店長はすごく面白いし、一緒に働いている女の子は同世代ばかり。
個人的に居心地がよくって、大学卒業まで働きたいなって思ってました。
でもある一人の客のせいで、辞めざるを得なくなったんです。
その客は新島さんという方で、毎週木曜に必ず来店してました。
私は木曜日に早く上がれるお仕事なのかな?って思っていたのですが
「あのお客さん、絶対にあん子が気に入っているよね。あん子は木曜固定シフトだから」
って言われたんです。
確かに私がつくと毎回ドリンクや差し入れをくれたりしていたんですが、他の女の子にはあまりそういうことはしていませんでした。
それに気づいた時は、悪い気はしなかったです。
むしろ、好いてくれてるんだな~とうれしかったのを覚えています。
でもたまに、違和感を抱く時があったんですよね。たとえば、
「なんでここのガールズバーで働き始めたの?」
「大学と自宅の中間地点だからですよ~」
「大学のそばの方が繁華街なのに?あ、でも働いてるの隠してるの?」
とか
「今日雨だね。あん子ちゃん、送っていこうか?」
「あはは、大丈夫ですよ~。今日は始発まで働くんで」
「そっかー。まぁ、車より電車の方が近いしね」
なんて言われた時もありました。
これって今思い返すと、私の大学や自宅が特定されてるってことですよね……?
でもあの当時の私はそんなこと、まったく気づかなかったんです。
それから、私は大学のサークルで知り合った先輩とお付き合いすることに。
付き合って1ヶ月くらい経って、先輩が私の家に来る機会がありました。
先輩と一緒に最寄り駅を降りて、マンションまでもうすぐという時。
「ふざけるなぁぁぁあああああ!!」
といきなり大きな声が。
振り返ると、なんと新島さんがそこにいたんです。
「え?え??なんで新島さんが??」
「誰だその男は!浮気か!」
なんで私の家の近くに新島さんが?浮気ってなに?ふざけるなって??
突然の出来事に頭がパニックになった私。
「あん子ちゃん、この人誰?」
と先輩が問いかけてきたので、
「バイト先のお客さんだよ」
と答えると、新島さんは私に掴みかかろうとしてきました。
すかさず、先輩が私をガード。そして
「誰かー!警察を呼んでくださーい!」
と大きな声で叫んだんです。
すると新島さんは「やばい」と思ったのか、ダッシュで逃げていきました。
それから先輩の勧めもあり、私はすぐに引越し。
店長に事情を説明して、お店も辞めさせてもらいました。
皆さんも、気をつけてください。 会話の中で「あれ、この人なんで知ってるんだろう?」って思った時は要注意です。
良いお客さんだと思っていた人が、ストーカーだった……なんてこともありえるので。
ちなみにあれから違うガールズバーで働き始めましたが、なかなか馴染めず。
やっぱり前いたお店の方が自分にしっくり合ってました。
本当にあのストーカーのことは恨んでます。。。