キャバ嬢はトーク力の高い人が多い?
キャバクラなどで働く女の子にとって、大きな悩みとなるのが《お客様との会話》ではないでしょうか?
特にお仕事を始めたばかりの初心者さんや、夜のお店で稼いでみたいと考えている子も、実際に上手く話せるかどうか不安になることもあると思います。
『初対面のお客様と自然に楽しく話せる自信なんてない…!』
『もともとトークが上手な女の子しか働けないのかな?』
そんなことはありません!
キャバクラなどで働く女の子で《人見知り》な子は意外と多いのです。
お客様は高級クラブにいる”一流ホステス”などの、プロ級の会話を求めているわけではなく、いたって”普通の女の子”であることに魅力を感じるみたいですよ◎
プライベートの時と同様に、フレンドリーな感じでお喋りすれば大丈夫!
とは言え、お仕事であることに変わりはないので《話し方のイロハ》や《コレさえ押さえておけば安心♪》といったトークネタをご紹介していきます。
また「会話が弾まなくて焦っちゃった!」なんて時に使える裏ワザも伝授しちゃいますよ!
これからキャバクラで働こうと思っている女の子も、今実際にお店で頑張っているキャストさんも、ぜひチェックしてみてくださいね♪
会話が続かなくてもガッカリしないで!
本題に入る前にこんな意見も耳にしたのでご紹介しますね!
それは「”キャスト”としての自分を演じる」こと!
《普段の”素”の自分》とは違う《キャストとしての自分》を演じていると思えば肩肘張らずリラックスして話せる女の子もいるかもしれません!
でも「演じる」ってどういうことでしょうか?
例えば居酒屋や高級レストランで働いている店員さんを思い浮かべてみてください。
居酒屋の場合であれば、元気よく大きな声で挨拶や注文を取りに来てくれますよね。
高級レストランだと、ゆったりと穏やかなトーンで落ち着いた接客をしてくれるでしょう。
ではこの店員さんたちがプライベートでも同様の話し方などをするかと言えば、必ずしもそうとは限りません。
みんな、その場面や状況に合った”自分”を演じているのです。
そう考えてみると、ちょっとしたゲーム感覚で経験値を積んでいるような気分になりませんか?
たとえお客様への接客やトークの最中に失敗してしまったとしても「もう一人の自分」を応援している気持ちになれるかもしれませんよね!
話し方のイロハからレクチャー!
いくら会話のネタをたくさん用意していても、それを活かせなかったら意味がありませんよね。
まずは、すぐに取り入れられるコミュニケーション術をチェックしてみましょう♪
背筋を伸ばしてみる
背中が丸まってしまうと声も小さくなって自信がないように見えてしまいます。
姿勢を正し背筋を伸ばすだけでよりキレイに、魅力的な女性に♪
お客様からも『この子と話したい!』と興味を持ってもらえるはずです。
口角を上げる
笑顔で接客することを意識していても、緊張してしまうこともあるでしょう。
また、お客様のドリンクを作ったりテーブルの片付けをしたりしている時は、つい真顔になっているかもしれません。
店内を移動する際も口角を上げて歩いたり、自然な笑顔を保てるように鏡を見ながら練習したりしてみましょう。
口元がにこやかなだけで印象が格段に良くなります!
男性に人気の「モテ顔」とされる女優さんや女性タレントさんの笑顔をお手本にするとイメージしやすいですよ♪
相手の方を向く
接客中は、体ごとお客様の方を向き、目を合わせて話すようにします。
違う方向を向いて話をされたり目を見て話してもらえなかったりする時は、どんな人でも『自分とは喋りたくないのかな…?』『興味が無いのかな…?』と不安になってしまいますよね。
普段、家族や友達と会話する時は自然と相手の目を合わせて話していると思いますが、お客様に対しても同様に接客してみましょう!
『しっかり目を見るのはちょっと苦手…』そんな女の子は、相手の《左目》を自分の左目で見るようにするといいですよ♪
《左目》は感情をつかさどる右脳と直結していて、お客様は「この子は自分に興味を持ってくれているんだ」という気持ちになるそうです◎
ぜひ試してみてくださいね!
声の出し方やスピードも意識してみる
お客様と話すことに慣れていない時や緊張している時は、声色が低くなったりぼそぼそと早口で話してしまったりすることもあると思います。
それではせっかく一緒に会話していても、お客様にしっかり伝わっていないかもしれません。
まずは声色ですが、「ドレミファソラシド」の音階で「ソ」の高さがアナウンサーなども意識的に発しているトーンだそうです。最初に話す一文字目や言葉を「ソ」の高さで出せるようになると良いでしょう。
日本語は他の言語に比べてメリハリのないとも言われるため、話すスピードをゆっくり、抑揚をつけて話すと、お客様にも伝わりやすくスムーズ会話ができますよ♪
会話のバランスに気をつける
『何か話さなきゃ…!』と思って自分の話ばかりするのは良くありません。
《お客様:あなた=7:3》といった割合で「聞き役」に回るようにします。
話をさえぎらないように相槌を入れたり適度に質問を投げ返したりと、お客様に気分良く話してもらうために反応することが大切です♪
『話し好きだから接客だってきっと大丈夫!』と思っていると、なかなか売上が伸びないこともあります。
盛り上がる会話のテーマとは?さて、いよいよ会話を盛り上げるための秘策をお伝えしていきます!
「てきどにせいりすべし(適度に整理すべし)」というワードを知っていますか?
夜のお店で働く女の子だけでなく、ビジネスシーンでも役立つトークネタとしても知られています。
このワードを参考に話題を用意しておくと、会話に困った時も活用できて安心ですよ◎
「て」→テレビ・天気
「好きなテレビ番組はありますか?」
「き」→気候・季節
「まだまだ毎日暑いですね。」
「ど」→道楽・趣味
「趣味はありますか?」
「に」→ニュース
「〇〇についてのニュース見ましたか?」
「せ」→生活
「お休みの日は何をされていますか?」
「い」→田舎
「ご出身はどちらですか?」
「り」→旅行
「旅行されますか?」
「す」→スポーツ・スキャンダル(芸能ニュースなど)
「昨日のプロ野球観られましたか?」
「べ」→勉強
「学生時代は何を勉強されていたんですか?」
「し」→仕事
「お仕事は何をされているんですか?」
これら10個のトークテーマでお客様に質問を投げかけながら楽しく会話できるようになれば、もうあなたの勝ちです!
トーク中にNGな会話はある?
先ほどご紹介した「てきどにせいりすべし(適度に整理すべし)」で「仕事」の話題については、少し注意が必要です。
お客様の中には、仕事の悩みやグチを聞いてもらいたい方もいれば、仕事を忘れるために遊びに来られる方もいます。
後者の方に対して、楽しくお酒を飲みながらくつろいでいるところに、仕事を思い出させるような話はしない方がベターでしょう。
もし「仕事」に関して会話する場合は、あなたの将来やりたいことなどについて相談に乗ってもらうといった流れだと良いですね!
そして最も注意しないといけないのが「宗教・政治」
お客様がどのような宗教を信仰しているのか、政治についてどんな考えや意見があるのかわからないため控えておきましょう。
最悪の場合、トラブルに発展する可能性もあります。
この2つのキーワードは話題にしないようにしておきましょう。
会話を盛り上げたい!広げたい!そんな時は…?
ここでは会話をさらに発展させたい時に使えるトーク術をご紹介します♪
質問にも種類がある
ただ単に《質問》と言ってもタイプの異なる質問があります。
「クローズド・クエスチョン」と「オープン・クエスチョン」の2種類です◎
「クローズド・クエスチョン」とは相手が《はい/いいえ》という風に回答を限定する質問のこと。
例えば
Q.この映画は面白かったですか?
A1.面白かったです。
A2.面白くなかったです。
Q.このドリンクは好きですか?
A1.はい、好きです。
A2.いいえ、好きではありません。
この様に質問に対して《はい/いいえ》のどちらかしか答えられず、会話が広がりにくくなってしまいます。
ビジネスシーンなどで直接的な回答を求めている場合には使えますが、トークを盛り上げたい時などには適していません。
『お客様に質問しているけど、なかなか会話が弾まない…』
もしかしたら「クローズド・クエスチョン」が多いことが原因かも。
それとは反対に、質問をされた人が《はい/いいえ》では回答できない、自由に思ったことを答えられるような問い方を「オープン・クエスチョン」と呼びます。
例えば
Q.最近ハマっていることはありますか?
A1.【〇〇】というアニメが好きで毎週見ていますね。
A2.最近というより、ずっとゴルフに通っています!
Q.なにかスポーツはされていますか?
A1.毎朝ランニングをしているよ!
A2.特に今はしていなくて…!オススメってある?
これだとどうでしょう?
先ほどの「クローズド・クエスチョン」と比べて会話が盛り上がった印象がありますよね!
ですが「クローズド・クエスチョン」が間違っているわけではありません。
返ってきた回答に対して、さらに深掘りしていくような感覚で会話のキャッチボールを楽しんでみましょう♪
「+」の内容を付け加える「オウム返し」
お客様から質問されて「そうですね」としか返せない話題もあると思います。
これは先ほど紹介した「クローズド・クエスチョン」と同じようなシーンですが、そういう時は《聞かれたことをそのまま”オウム返し”する》と良いですよ!
例えば
「毎日、暑くて参っちゃうね」
⇒「暑すぎて夏バテ気味なんですよね。夏バテに効く食べ物とかご存知ですか?」
「お酒強いね!」
⇒「ハイボールだと酔わないんです(笑)〇〇さんは何を飲んでも強いですよね!」
いかがでしょうか?
「クローズド・クエスチョン」に『~はどうですか?』『教えてください!』など「オープン・クエスチョン」で返しています◎
《お客様が話し始めた or 質問した内容=お客様自身が話したいこと》という傾向があるので、オウム返しで聞き返せばきっと喋ってくれるはずです。
会話をキーワードに分けて《5W1H》で広げていく
《5W1H》は学生時代に英語の授業などで聞いた覚えがあるかもしれません。
《5W1H》とはコミュニケーションの基本的な手法のことを言います。
Who(誰が)
What(なにを)
When(いつ)
Where(どこで)
Why(なぜ)
How(どうやって)をまとめた略称のことです。
お客様の話をただ聞くだけインプットではなく、特徴的な「キーワード」をピックアップして会話を広げていきます。
例えば「最近よく映画を観ているんだよね」と言われた時、
「そうなんですね」「映画いいですよね」と答えてしまうのはもったいないです!
「最近」「家で映画」「好き」のキーワードにわけて《5W1H》に沿って深掘りしていけば会話の幅が広がります。
「いつ(When)から観られているんですか?」
「なんの(What)ジャンルが好きですか?」
「なぜ(Why)映画を観ようと思ったんですか?」
「どこ(Where)で映画を観られるんですか?」
「他になにか(What)趣味はありますか?」
など、様々な方向から会話を広げることができます♪
会話が続かないお客さんと接するコツ色々な方法で会話を盛り上げようと頑張ってみても、なかなか上手く弾まないと焦ってしまうこともあると思います。
そんな時に役立つ対処方法を4つご紹介!
①お客様を褒める
相手に興味があることをアピールしつつリラックスしてもらいましょう。
②カラオケがあるお店であれば利用してみる
③お客様に相談してみる
⇒本当の悩みを打ち明ける必要はありません◎
あくまでも「会話のネタ」として相談してみることで、親近感を感じてもらいやすくなることも!
④「最近あった嬉しかったこと&嫌なこと」を報告しあう
⇒気分が乗ることやグチでも何でもいいんです。そこから会話が広がりそうですよね!
誰でも簡単に使える方法なので困った時は思い出してみてくださいね!
トーク力がそのまま売上につながる?お客様は女の子と楽しい時間を過ごしたくてお店に訪れます。
たとえ1時間であっても『癒された』『楽しかった』と感じてもらえれば、さらに時間を延長してくれたり、次回からは指名してくれたりとメリットがどんどん増えていくはず!
そうすれば自然と売上も上がっていきます♪
『お客様がどうしたら喜んでくれるかな?』
『このお客様のことをもっとよく知りたい!』
こんな風に思えれば、おのずと会話の仕方も、ただの仕事上でのトークから変化していくことでしょう。
これは当たり前のようで意外となかなかできないもの。
日頃、様々なことに関心・興味を持つことを意識してみることから始めるのもいいかもしれませんね◎
キャバクラでの会話についてまとめコミュニケーションの基本やトーク術などをご紹介してきました!
最初から全て完璧にこなす必要はありません。
少しずつ身につけることができれば「お客様と話せなくて困っている」「自分には向いていないかも…」という悩みも解決できるはずです◎
”仕事だから話が上手じゃないといけない”と思うよりも、肩の力を抜いて”楽しくお喋り”する感覚でトークスキルをどんどん磨いていきましょう!